南側JR線路側道(計画道路)と西側道路に面する角地に計画された住宅。近い将来高架化するJR在来線や、 近隣を通る広い計画道路の影響を考慮しながら、日照と遮音に配慮した仕様としています。 諸室の配置、構成も、音を出す部屋(ある程度遮音された部屋)との関係から全体の配置が決められています。


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模型写真A:南面より見ています。こちらがJR線路側道に面します。

模型写真B:西側より見ています。敷地は西側へ広がった台形になっており、駐車3台を確保しながら西側のボリュームを大きく取って います。LDKと2階東の部屋への西日の直射を遮りたいという意図もあります。
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模型写真C:東側より見ています。現状こちらの隣地には駐車場があり、将来的にはその駐車場の 先に広い計画道路が通る予定となっています。
模型写真D:2階東側の部屋を見ています。開放されたロフトが付属しています。奥に見えるのが 1坪のバルコニーで、ホール、各部屋より直接出入りできるものとしています。
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更地の状況を西側の道路より見ています。右手に新幹線の高架と在来線があり、それに沿うように測道が計画されています。

基礎配筋の状況です。一部収納のためH=-150部分があります。
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基礎工事終了時の状況です。北西より見ています。

上棟後の軸組の状況です。
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外壁下地ダイライト張りの状況です。敷地は準防火地域に指定されていますが、ダイライト(+ここではグラスウール16K100mm充填)を使用することで内壁に使用できる材料は制限されなくなります。

内部壁下地施工中の状況です。居室内の建物外周部はプラスターボード12.5mm+9.5mmとして遮音性能を高め、防音フードを使用することとしています。
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建物トータルでの断熱性能を表す指標であるQ値(熱損失係数)を小さくする(断熱性能を上げる)ためには、大きな割合を占める開口部からの熱損失を少なくすることが費用対効果としては効果的です。ここでも低放射複層ガラスを使用したアルミ、樹脂複合サッシを基本に、一部を2重サッシとしています。


外部透湿防水シート張り、通気胴縁打ちの状況です。

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竣工時外観を南より見ています。9月下旬午前10時頃の日照です。

同左、東南より見ています。
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ポーチより玄関を見ています。

ホールより玄関を見ています。
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リビング、キッチン方向を見ています。この時期の日照はまだ高架線路の影響を受けず、一日中良好な日照が得られます。シミュレーションでは冬至前後の一時期影響を受けることが分かっています。


キッチンよりリビング方向を見ています。TV台脇に見えるホールからの入り口は、次写真の一坪の和室の入り口を兼ねた引違い戸の一枚で、中心でLDK~和室の仕切りと繋がっているため、L字型に建具が配されているように見えています。



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キッチン正面のTV台内部にはtel台、小型宅内LANパネルなどが組み込まれています。

キッチンより外部開口部を見ています。フェンスの位置が6m道路境界となります。フェンス内側には植栽がされる予定です。
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リビングより和室を見ています。玄関ホールからも直接入ることができます。


1階洋間を見ています。ここでは様々な作業をすることを想定して、本棚やシンクなどを造り付けています。
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2階ホールよりバルコニー、ロフト収納方向を見ています。

2階和室を見ています。バルコニーを介して洋室が見えます。
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2階洋室を見ています。こちらからもバルコニーへアクセスできます。将来的に2室に仕切ることを想定しています。

洋室の開放されたロフトを見上げています。
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洋室のロフトを見ています。

ホールよりアクセスするロフト収納を見ています。変形の8帖で、全てラーチ合板素地で仕上げとしています。



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